シヌマDEシネマ/ハリー東森

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阪神タイガースが日本シリーズ出場を決めたその翌日、将棋の日本シリーズJTプロ公式戦準決勝がAsueアリーナ大阪で開催され、その観戦に行ってきました。

この棋戦は公開形式で、観覧希望者は応募による抽選となる。数年前から毎年のように応募しているのに落選を繰り返し、今回ようやっと当選の運びとなった。

対局者は全8冠タイトルを制覇したばかりの 藤井聡太 竜王・名人 × 永瀬拓矢 九段 で、ついこの前の王座戦第四局の熱気がまだ冷めやらぬ二人の対戦に加え、これまではABAMA-TVの将棋チャンネルやYouTubeでしか見たことのない棋戦を体験できるとあって、楽しみに出かけた。
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大盤での解説者が谷川浩司 十七世名人、聞き手が加藤桃子 女流四段で、観る将にとってはこれもたまらない。うれしい一日となりました。

聡太君は(当たり前だけれど)映像で見ている通りで、いつものようにほっこりさせてくれました。70過ぎのジジイが、21才の若者に元気をもらえるんだから、これもいいもんだねぇ。
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帰りには出口で入場者全員を聡太君が見送ってくれるという
(だいぶ並ばされたがその甲斐ありの)オマケ付きで、ナマ聡太君と間近に対面できて、ヒデキ カンゲキ。

森ノ宮ピロティホールへ、志の輔を聴きに行ってきました。5月の京都芸術劇場 春秋座以来4か月ぶりの落語となる。どちらも10年以上続く毎年恒例の公演になっていて、他の用事と重ならなければ(ほとんど、まったく重ならないが)出かけるようにしている。相も変わらず志の輔の追っかけみたいである。
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今回の演目「ちりとてちん」を志の輔で聴くのは2回目、「抜け雀」は3回目になる。「同じ噺を何べんも聴くかぁ? アホちゃうか」と(自分でも)思うのだが、そうでもない。演じる側は歳を重ねて変わっていくし、聴く側もまた然りである。

志の輔は来年古希を迎えるとのこと。1954年2月生まれだから私より3つ年下なんだな。老けたとはいえ落語にはまだまだ勢いを感じるが、これから(お互い)枯れていく志の輔を聴くのも楽しみではある。

これはコロナに罹る前の話。
仙台にお住いのAさん夫妻のお招きで、東北の3つのお祭りを巡ってきました。Aさんご夫妻とは7年前の海外旅行先でお友だちになり、それからは何度か一緒に旅行をしている。

今回は、8月5日(土)朝一番のJAL便で伊丹空港から仙台空港に飛び、そこからAさんの車で青森まで走ってねぶた祭を、翌6日(日)は秋田まで走って竿燈まつりを、翌7日(月)は仙台に戻って七夕祭りを堪能した。ねぶた祭と竿燈まつりは初めての体験で、どちらも最前列の観覧席からのいわゆる“かぶりつき”。その迫力に圧倒され感動した。
この3日間の走行距離おおよそ1,000km。
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行く前からちょっとハードな行程だとは思っていたが、行く先々で複数の同じ観光バスに遭遇した。この時期、この東北地方ではこれが当たり前の観光コースなのかも。途中まさしく秘湯というような後生掛温泉に浸かったり、八幡平の展望台からは遠くに熊の親子を見つけたり、角館の町並みを観光したりと、見どころたっぷりの旅行になりました。

もう1日、8日(火)はAさんのお宅でゆっくりさせていただき、その日のJAL最終便で仙台空港から伊丹空港に飛び、夜遅くに帰宅した。

そして翌9日(火)の夜、コロナ発症である。コロナ陽性と診断された11日に心配してA夫妻に連絡してみると、おふたりともピンピンお元気な様子。なんたるこっちゃ。東北旅行中の3泊4日の間に感染していれば、寝食を共にしたA夫妻も同じはず。我々夫婦だけが発症したとも考えられなくもないが、可能性は低そうである。

密の空間で長い時間過ごしたとなると帰りの機内である。機内は換気が効いているといえ、CAも乗客もマスクは着用していなかった。どうやらここで感染し翌日の夜、発症したと考えるのが妥当のようだ。ネットで調べてみるとコロナの潜伏期間は1~14日間とある。

ということで、夏真っ盛りの8月初旬からお盆にかけて、東北地方の3つのお祭りとコロナ感染という貴重な体験をさせてもらいました。願わくば、旅行中マスクをしていれば・・・という反省はあるけれど・・・

これがホンマの <後の祭り> ということで、お後がよろしいようで。

京都芸術劇場 春秋座で志の輔の落語を聴いてきました。昨年11月の同じ春秋座以来、半年ぶりの落語になる。
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ロビーには手ぬぐいやら団扇といった志の輔グッズが並べられていて、その中には昨年公開された映画「大河への道」のDVD・Blu-rayディスクも販売されていました。この作品は志の輔の新作落語が基になっている。ははーん、今日の演目はこれかな? と思っていたら違いました。
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話は少し変わる。GW明けにコロナが感染症5類に移行されて初めて、和歌山のド田舎から大阪~京都へと都会に出て、チョット驚いた。海外からの観光客が相変わらず多くて、ほとんどがマスクをしていないのは分かるが、日本人の中にも、マスクを付けていない人が思ったより多かった。(地元のスーパーなどは、相変わらずほとんどの人がマスクを着用している)

この3月に自宅に送られてきたパンフレット(画像参照)には、マスク着用を含めたコロナ感染対策の注意書きが記されている。当日劇場で確認すると、マスク着用はお客様の判断に委ねるということなので、鬱陶しいマスクを外して落語を聴かせてもらいました。

満席の会場をざっと見渡すと、3割くらいの客がマスクを付けておらず、これも思ったより多かった。これから暑くなっていく季節に向かい、さらにマスクが無くなっていくんでしょう。基礎疾患を有する人やお年寄りは、これまで通り注意は必要だけれど、少しずつコロナ前に戻っていくような・・・。

ちなみに私は70過ぎのジジイだけれど、年寄りとは思っていない。

京都芸術劇場 春秋座で志の輔の落語を聴いてきました。
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2009年から始まった毎年恒例のこのホールでの落語会は、今年で14年目になるそうで、コロナの波で休演することもなく続いているとのこと。

私は2010年から落語会に行った折には、その時の噺家や演目をパソコンに記録するようにしている。(ちなみに鑑賞した映画についてはずっと以前からやっていて、落語はその延長になる)「そんな細かいことまでして、アホちゃうかぁ」と思われるかもしれないが、根ぇがマメな人間なのです。そしてこれがけっこう役に立つのだ。

今回の演目は以下の通り

  立川志の大  牛ほめ
  立川志の輔  ハナコ
      仲入り
  立川志の輔  帯久

前述の記録によると、「ハナコ」は10年ぶり2回目、「帯久」は6年ぶり3回目の高座となる。「同じ演目を何べん聴いてもしゃあないやろ。やっぱりアホちゃうかぁ」ではないのである。聴くたびに印象が変わるのだ。

「ハナコ」は前回よりもずっと面白くなっていた。「帯久」は相変わらずだったけれど、志の輔ちょっと枯れてきたなぁと感じた。そりゃそうだ。こっちもジジイになったもんなぁ。

春風亭小朝は好きな噺家のひとり。我が家からはちょっと遠いが高槻まで足を運んで落語を聴きに行ってきました。
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600席ほど入るホールに客の入りはざっと見て3割くらいか。いわゆるガラガラである。これにはびっくりした。8年ほど前に阪急梅田ホールで開催された柳家三三と桂吉弥の落語会の時は、半分くらいの席が空いたままで意外だったがあれ以来である。

林家たい平は出演しているテレビ番組「笑点」ネタで笑わせてくれた。この番組ほとんど見たことも無いし、この人の落語も初めて聴いたが、予想していたより下手ではなかった。笑いを取るツボを心得ていてセンスもいいと思った。

小朝は聞き取りにくい言葉もあって、往年の歯切れの良さが無くなったようだ。67歳という歳も歳だからイメージチェンジが必要なんでしょう。演目は以下の通り。

 「てんしき」    林家さく平
 「猫の災難」    林家たい平
       入り
 「吉良上野介の立場」春風亭小朝
 「中村仲蔵」    春風亭小朝

さて次の落語は、来月の京都 志の輔だ。

3年ぶりくらいに談春の落語を聴きに堺まで出かけてきました。某N海高野線の堺東駅にあるフェニーチェ堺の大ホールは、我が家から難波まで出るまでの沿線の駅だから大阪へ出るよりは少しだけ楽である、

堺には堺市民会館というのがあって、9年ほど前に志の輔を聴きに来たことがあり、その場所のつもりで行ったら別の場所に新しいホールができていて、ちょっと戸惑った。堺市民会館は老朽化のため閉館したらしい。

新しく作られたホールは4階席までの2000人収容できる立派な大ホールで、落語を聴くにはやや大きすぎる。それでも客席はほぼ満席。志の輔の客層がだいたい私と同じ年代の、いわゆるジジイ・ババアが圧倒的に多いのに、談春は若い男女もけっこう多く目についた。談春の語る人情噺にもらい泣きしたいファンが多いんでしょう。
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ステージには大きなスクリーンが用意されていて、遠くの客席からでも見えるように談春の高座が映されていた。武道館や大阪城ホールのライブなんかでやっているアレである。こんなのは初めての落語でした。

談春の落語は歯切れがいいし、若い女性からオバサンまで泣かすのがうまい。私もホロリとさせられた。チケットが一番売れる落語家というのもわかる気がする。が、やっぱり志の輔と比べてしまう。
ということで、ここは東京落語風に

  アタシゃ やっぱり 志の輔 が 好きだねぇ

神戸文化センターで落語を聴いてきました。今回で46回目を迎える東西落語名人選は、コロナの影響もあって3年ぶりの開催。私のお目当ては志の輔で、あとは久しぶりの正蔵と松喬が聴きたかった。前回の第45回のとき、私はヘルニアの手術で行けていない。その前の2018年の第44回は志の輔と小三治がお目当てだった。その小三治も今はいない。
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東西名人選といっても噺家の顔ぶれを見ると果たして名人なのか、ちょっと首をかしげてしまう。落語界の名人を挙げろといわれたら私がリアルタイムで聴いた、小さん、米朝、前述の小三治・・・、残念ながら現役の噺家がパッと思い浮かんでこない。早くに世を去ってしまった、志ん朝と枝雀の枯れた噺が聴きたかった。

第46回東西落語名人選の演目が神戸文化センターのHPに掲載されていたのでそれを拝借。私が行ったのは夜の部だけ。
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せっかく神戸まで足を延ばしたので1泊して、久しぶりに神戸をブラブラしてきました。

昨年末、新橋演舞場での「三宅裕司 70歳記念落語会」以来まったくの久しぶりに落語を聴きに行ってきました。
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森ノ宮ピロティホールでの4日間公演の2日目、平日の午後だというのに1000席余りの客席はコロナ第7派がウソのような満席。見渡す限り私と同じような老老男女。みなさんワクチンは3回か4回接種したでぇ。と思われる人たちばかりのようでした。

演目は以下の通り
  立川志の大 「看板の一(ピン)」
  立川志の輔 「異議あり!」
   仲入り
  立川志の輔 「唐茄子屋政談」

「異議あり!」も「唐茄子屋政談」も初めて聴く演目で新鮮な味わいでした。
さて、来週は神戸で「東西落語名人選」で志の輔のほか、正蔵、三三、文枝、松喬があるし、その翌々週は堺で談春があるし、11月には京都でまた志の輔と、チケットを段取りして秋の落語会の準備は万端だ。

クリスマスイブイブの12月23日、新橋演舞場での「三宅裕司 70歳記念落語会」に行ってきました。
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明治大学落語研究会の名跡だそうな、紫紺亭志い朝の四代目を襲名していた三宅裕司の古希を祝って、五代目の立川志の輔、六代目の渡辺正行がそれぞれ落語を聴かせてくれました。

演目は以下の通り、トリが志の輔ではなく今回の主役でシロウトの三宅裕司というのが面白い。
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この道のプロである志の輔は別にして、別の畑で活躍しているふたりがどんな落語を演じてくれるのか、期待感と不安感と猜疑心を織り交ぜながら聴きました。が、そこはこの世界で長いことメシを喰ってきたふたり、年の功もあってでしょう、ちゃんとした落語になっていました。満席の会場は拍手大喝采。明治大学落研のOBや現役、その関係者も大勢いたような・・・。楽しいクリスマスイブイブとなりました。

せっかく東京まで来たんだからと、松戸に住まう孫たちの顔も久しぶりに見ることができたし、東京将棋会館に初めて行くことができ、聡太くんのグッズが買えました。将棋を題材にした映画「3月のライオン」などに登場する将棋会館を直に目にして・・・ヒデキ カンゲキ。
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