あっという間の5泊だった。ニューヨーク最後の朝、6時過ぎ。前日に予約しておいた乗合タクシーで、他のホテルの観光客を拾いながらニューアーク空港へ。午前11時発のユナイテッド航空で成田に向かう。あれこれハプニングはあったけれど大きなトラブルもなく、無事帰ってこられました。
今回の旅行は小欄での最初にも述べている通り、H.I.S.が7月に募集した燃油サーチャージ込みで、なんと116,800円という格安ツアーに申し込んだ。ツアーといっても、航空機とホテルを押さえただけで、あとはなんにも無しのいわば個人旅行である。ただし、個人で飛行機とホテルを取ったとしても(取ってみようと試みたが)こんなに安くはならない。
ただし覚悟はしていたが、宿泊したアムステルダム・コート・ホテルはもうひとつだった。地下鉄1号線51st.駅から歩いて1分。隣の駅のタイムズスクエアまでぶらぶら歩いて7~8分というマンハッタンの中心で、立地条件だけが救いのホテルだった。料金が料金だけにしかたない。あらためて画像でみると、いかにも古めかしい建物だ。
以下は今回の旅行から得た感想。詳しいことは、また小欄で述べてみたい。
あらかじめ仕入れておいたネットからの情報が、いかにいい加減なものかということが現地で確認できた。特に個人が投稿した旅行ブログ(まさしくこのような)や観光情報は掲載時期に注意しないといけない。“事件は現場で起こっている”のだ。
パリやロンドンとはまただいぶ違う地下鉄では、いくつものトラブルに見舞われた。その地下鉄もそうだが、今回の旅行で特に感じたのは、まさしく“アメリカ・ファースト”。海外からの旅行客には冷たい街だった。公共施設などは、外国旅行客への配慮がひとつも感じられなかった。もっとも我々が困っていた時に、優しく声をかけてくれた人たちも何人かいたけれど・・・。
成田空港に着いて出口に向かうまでのアプローチには、英語・韓国語・中国語で歓迎の文字やイラストが大々的に並んでいた。日本はなんと海外旅行客に優しい(優し過ぎる)国なんだろう。そして、こうして海外の様子を体験してくるたびに、やっぱり我が国がいちばんだと実感するのである。