シヌマDEシネマ/ハリー東森

2019年06月

我が家には現在使用中のパソコンが3台ある。今となってはなんで3台も、となるのだが、スマホやタブレットがこれほど便利になるずっと前から、所有しなければならない理由があって、所有しているのだから仕方ない。

今となってはメールもネット検索も簡単な画像編集までもが、iPhoneやiPadでできてしまい、PCの肩身は狭くなってしまった。それでもPCしかできない役割が少しは残っていて、ハイサヨナラと手放すのはちょっと困る。

特に私の趣味の延長である、自身の音楽録音や、旅行の際の画像・映像の編集には、ハイスペックのデスクトップ・パソコンが欠かせないのだ。

その3台のPCに搭載されている基本ソフト(OS)Windows7のサポートが終了するということらしい。OSをバージョンアップすると、それまで動いていたソフトが動かなることはたびたび経験しているので、できればしたくなかった。が、そうもいかない。

今年に入って早々、DELL製ノートブックPCをWindows10に切り替えた。バージョンアップの無償期間はとっくに過ぎているものの、ネットから操作手順の情報を得ながら、なんとか“タダ”でバージョンアップできた。それから半年近く使用してきて、特に支障もなかった。

ということで先日、家内が所有する東芝製ノートブックをバージョンアップした。バージョンアップ後に気が付いた。メールアドレスのバックアップを取っておらず消えてしまった。家内曰く、今やPCのメールなんぞ使っておらず、スマホのLINEに代っているから問題無しだと。確かにそうである。

その勢いで私のDELL製デスクトップパソコンもバージョンアップした。
190630_Windows10
データのバックアップに半日以上、復元にも同じくらい費やした。そのデータ量の多さに改めて驚いた。
画像(映像も含め)の枚数がなんと 40,373枚。半世紀以上前の貴重な白黒写真をスキャンして保存したものから、つい最近のスマホで撮った画像まで。4万枚である。

おそらく私がこの世からいなくなれば、この4万枚は日の目をみないでしょう。数枚でいい、いやもうちょっと数十枚でいい、私と、私が大事にしている(していた)人たちがこの世にいたという証を、子供たち孫たちに、見える形で残しておきたいなぁ。と考えている、このところの ハリー東森 であります。

第1作から22年、ちょっとコケた前作から8年ぶりのシリーズ4作目「メン・イン・ブラック:インターナショナル」見てきました。
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所詮マンガの世界をクソまじめにやり過ぎる大人向け子供だまし映画のアベンジャーズやX-メンより、バカらしくて、ユーモアがあって、ニヤニヤさせる、本シリーズは嫌いではない。いいや、大人向けオチャラケに徹していて、こういうの私の好みである。

前作からの出演はエマ・トンプソンだけで、トミー・リー・ジョーンズやウィル・スミスは残念ながらお役御免なんでしょう。それでもエージェントHとMの新しいコンビも悪くなかった。クリス・ヘムズワースはマイティ・ソーのヒゲヅラより、よっぽどこっちのほうがイケメンぶりが発揮できている。

リーアム・ニーソンは先日の「スノー・ロワイヤル」よりは、こっちのほうがチョット良かったか。「ミッション:インポッシブル」の美女エージェント、レベッカ・ファーガソンの顔がよく確認できなかったし出番が少なく残念やった。

さて本作の出来はというと・・・、悪くはなかったが・・・まぁまぁというところか。これもシリーズものの宿命でしょう、第1作は超えられない。それでもクスグリがちりばめられていて、約2時間のあいだ十分楽しめました。

今月からシニア料金が1,200円となったけれど、これで2時間の非日常体験ができると思えば、ちょっと腹立つが、まぁ許したろ。
さて次は「パピヨン」か。

東京オリンピック公式チケットの抽選申込結果が本日発表されるということで、早々にそのサイトにアクセスした。

開会式だけは、せめて開会式くらいはナマで見ておきたい。少しでも当選確率が高くなればと、私と家内のIDを2つ取得して申込んでおいた。予想していた通りアクセスが集中している。そりゃぁそうだわな。

話は少し逸れる。先日、立川志の輔の堺市民文化ホール公演のチケットを購入しようと、発売当日、発売開始時間と同時に、チケットぴあのサイトにアクセスしたが、これが繋がらない。何度やっても繋がらない、2分、3分・・・繋がったときにはチケット完売である。

おいおい、チケットぴあの販売枠はどれくらいあったんや。どのくらいの件数アクセスが集中したんや。それが分からないから腹が立つ。こういうのはぜひ抽選にしてもらいたい。

話を戻す。アクセスが集中している東京2020のサイトである。その表示を見て納得しました。
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百万人もの人たちがアクセスしとるんかいな。ほんならしゃあないな。ここまで丁寧に説明されたら許したろ。抽選結果が変わるわけでもないしねぇ。

(以下 追加更新分)

・・・と、この投稿を終えたあと、メールを確認したら、東京2020から「チケット抽選結果のお知らせ」が届いていました。・・・ ハズレ・・・やないの。このメールが届いたのが11時ジャスト。もっと早よメールせぇよ。そしたら、わざわざ確認するためのアクセスが減るやないの。このあたり、やっぱり役所なんかねぇ。
そうだ 家内の分の抽選結果を確認しないと・・・。

現在公開中のハリウッド版「ゴジラ」は、5年前の前作ですこぶるガッカリさせられたから今回はパス。で、「スノー・ロワイヤル」見てきました。が、アカン、「ゴジラ」にしといたら良かったか。凍えそうな真冬のロッキー山麓が舞台なのに、ハラハラドキドキの欠けた、生ぬるいアクション映画だった。ガッカリやったやないの。
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この「スノー・ロワイヤル」、5年前のノルウェー映画「ファイティング・ダディ 怒りの除雪車」(我が国では未公開)のハリウッド版リメイクで、WOWOWで放映されたのを鑑賞している。見たのがだいぶ前でほとんど記憶が飛んでいるものの、これがナカナカおもしろかった。
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主演がスウェーデン出身のステラン・スカルスガルドで、「ドラゴン・タトゥーの女」で悪役を演じたり「マンマ・ミーア!」なんかにも出たりしている私と同い年の俳優。昔から北欧では活躍していたらしい。

この作品の監督がハリウッドに進出し、自身の監督作をリメイクしたのがこの「スノー・ロワイヤル」。2回目の監督となればもっと上手に作るでしょう。と思ったらそうでもない。息子を殺された父親の復讐心や、マフィアの抗争へと発展する悪役たちの悪役ぶりが、もっとひしひしと伝わってきてもいいはずなのに・・・。ブラックユーモアっぽい中途半端な“おちゃらけ”が過ぎたような。

舞台をノルウェーからアメリカ コロラド州デンバー近くのスキーリゾート地(キーホー:Kehoeという地名がでくるが、どうやら架空の土地らしい。GoogleMapで探したがコロラド州にこの地名は無い)に移しただけで、話の展開も、見せどころも、オリジナルを超えたとは思えず、クライマックスのドンパチも盛り上がらないまま終わってしまった。これではいかん。

やる気満々の警察官を演じた女優がどこかで見た覚えがあり、あとで調べたらエミー・ロッサムだった。この人、「オペラ座の怪人」(2004年)のヒロインですよ。しばらく見なかったら、こんなところで出ていました。

しかし、前作の「トレイン・ミッション」といい今作といい、リーアム・ニーソンがちょっとコケ気味で心配になる。どうか愚作ばっかりのニコラス・ケイジみたいにならないでぇ。お願いぃ。

岸和田にある波切ホールへ、柳家喬太郎の落語を聴きに行ってきました。隣接する広場では、時節がら河内音頭が鳴り響き、盆踊りのイベントが開催されておりました。
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落語会の客層はといえば、たいていがお年寄りが多いというイメージで、事実そうなんだけれど、この噺家は若い人がけっこう目につく。古典だけでなく、ハチャメチャなオリジナルの新作落語が受けるんでしょう。

今回は古典落語ではお馴染みの、まぁまぁマジメな二席。ハチャメチャな落語も期待していたので、ちょっとガッカリだった。それでも岸和田ということもあってかダンジリの話や、先日から賑わしている大阪出身議員の戦争発言を、マクラやネタの中に入れて、相変わらずアドリブは上手い。

あと、ゲストで出ていた翁家和助の曲芸が興味深かった。曲芸といえば「おめでとうございます」の染之助・染太郎が浮かぶが、これがけっこうハラハラドキドキさせておもしろい。ナマで見たのはこれが初めてである。

ということで、喬太郎の次の大阪公演は9月。現在チケット抽選受付中ということで、さきほど申し込みを済ませた ハリー東森 でした。

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