シヌマDEシネマ/ハリー東森

2016年03月

このところあまり話題にならなくなったマイナンバー。我が家には昨年12月中旬に通知カードが届いていた。それと一緒に同封されていた個人番号カード交付申請案内に従って、早々にパソコンからカードの申請を行った。それが昨年末のこと。

その個人番号カード交付の準備ができたとの通知が、昨日ようやっと届けられた。遅いわぁ。申請から3ヶ月やでぇ。

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あらためて昨年末に送られてきた申請案内の説明を読み返すと、「個人番号カード受け取りの手順」の1番目に

  平成28年1月以降、交付場所などをお知らせする
  交付通知書(はがき)が申請者のご自宅に届きます。

と記されていた。「いつまでに届けます」という期限は記されていない。このあたり役所だねぇ。フツウの会社であれば考えられない。フツウ、計画というものには開始(いつから)と終了(いつまで)があるのです。

あぁ、それで思い出してしまった。現役の頃、上司から「△×さん(私の名前)いつまでにやるの?」と毎度のこと問い詰められたもんだ。あぁイヤなことを思い出した。

世間ではこのマイナンバーを、個人情報が国に知られるとか、悪用されるとか批判的な意見も多いけれど、私はずっと前から大賛成である。そもそも社会保険に関する番号やら運転免許証やらとバラバラなのがいけないのだ。個人番号を自らが責任を持って管理するのは、日本国国民の義務だと思っております。

ということで、個人番号制度はやっとこれからスタートですよ。役所のみなさん、その利権に群がる企業のみなさん、計画をきちんと立てて計画通り実行できるよう、がんばっていただきたい。

京都府園部在住のYさんの呼びかけで、今年も昔の職場の仲間が5名ほど集まり、春爛漫の京都を散策してきました。が、ちょっと桜には早かった。

2分3分咲きくらいの桜を愛でながら、平安神宮から南禅寺、青蓮院、知恩院と歩いてきました。それにしても、電車に乗っても歩いていても、観光客の多いこと。いいことだ。チャイニーズやコリアンは相変わらずだし、西洋人も多い。観光客の半分ほどが外国人という印象だった。いいことだ。

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夕方、川原町通三条の焼肉店「チファジャ」をYさんが予約してくれていた。焼肉食べ放題でシニアはひとり千円引き。安い。65歳でよかったぁ。みなさん私より年上なのに食欲の旺盛なこと。

桜がまだ早かったということで、今回来られなかったメンバーも加え、来週も京都散策を決行するということになったみたい。みなさん タフだねぇ。いや ヒマなんだ。

世の中は「それはいかんでしょう」ということに溢れていて、腹を立てることが多すぎる。バットマンとスーパーマンを同じ土俵で戦わすとは・・・。まぁ、映画の世界の小さなことではあるけれど、洋画ファンとしてはまさしくコレに当たる。

アメリカン・コミックには疎いし興味もない私としては、それはいかんでしょう。と、見る前から批判的な感情を抱きつつ「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」見てきました。予想通り、やっぱりいけなかった。

だったら見るな。といわれるとそうかもしれない。しかし見ないと文句もつけられない。「エイリアンvsプレデター」のときはアホらしくて映画館に足を運ぶ気もしなかったが、今作はそういうわけにもいかない。

映画業界のネタ切れもここまできたかといったハリウッドだけれど、出演者の顔ぶれを見てそれなりの意気込みは感じられた。スーパーマンのほうは前作と同じキャストだし、配役は変わったが、ベン・アフレック、ジェレミー・アイアンズと、バットマンのほうもそれなりの役者を揃えている。しかし揃えればいいというものでもない。

何がいけなかったかといえば、スーパーマンとバットマンが戦うことになる動機にムリがあった。所詮ふたりのヒーローが同じ空間にいるというストーリーにもムリがあった。話に説得力がないからどうしても盛り上がらない。

そもそもスーパーマンのほうが圧倒的に強いに決まっている。バットマンなんかイチコロのはずである。そのバットマンの戦術がこれまたセコかった。最後にはキングコングの化け物みたいなのやら、女性剣士まで出てきて賑やかなこと。しかし私はアメコミに興味はないのである。ドンパチ、バカスカやればいいというものではない。

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散々貶してしまった。それでも、クラーク・ケントの母親役で再登場したダイアン・レインはお歳を召しても相変わらず綺麗だったし、ロイス・レイン役のエイミー・アダムスは40を過ぎても可愛かった。ちょっとだけ出てきたケビン・コスナーもうれしかった。

あと、スピルバーグの「オールウェイズ」でリチャード・ドレイファスの恋人役や「コピーキャット」で刑事を演じたホリー・ハンターが出ていたのに、まったく思い出せずエンドロールで知りました。こういうのも映画ファンはうれしいのだ。

ということで、「バットマンvsスーパーマン」にちなんで、ヒーロー対決「それはいかんでしょう」という組み合わせを考えてみた。
「月光仮面vs七色仮面」「怪傑ハリマオvs少年ジェット」「隠密剣士vs白馬童子」「ローン・レンジャーvsライフルマン」「ウルトラマンvs大魔神」・・・ちょっと古すぎたか。

昨日は私の65歳の誕生日でした。自分ではまだまだ若いつもりでいるけれど、65という数字にあらためて愕然としてしまう。まぁよぉも生きてきた。ましてや、役所からこんなものが送られてくると、いよいよ「アンタは老人だ」といわれているようでちょっとイヤになる。

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それでも今回の誕生日は待ち遠しかった。公的年金支給が満額になるのだ。これが楽しみだった。加給年金と合わせると月額税込みで10万円弱増えることになる。これは大きい。

なにが介護保険証だ。こんなもん たんすの奥に仕舞っとくのだ。老人などと塞ぎこんでいられへん。我が国経済活性化のためにも、増える分は貯蓄に回すことなく使ったるぞぉ。遊びまくるのは、これからだ。

先日の「真田丸」。出来ちゃった結婚かい。幸村 手が早いねぇ。これまでのふたりの素振りでは清い関係だと思っていたのに・・・。男女の機微に鈍感になってきたのか。やっぱり歳だ。

話は変わるが、巨人から阪神・西部にまで飛び火した円陣を組んでの声出し報道。もうええやんか。それくらい許したりよ。あんまり騒ぎすぎると泥沼になるよ。テレビでキレイゴトを言っているコメンテーターに逆に聞いてみたい。あんただってゴルフでニギったことあるでしょ。

我が家なんか家内と右か左で言い争いになったときなんか、すぐ「千円賭けよか」になりますよ。フツウの人間は“賭けごと”が好きなんです。バクチとはまたチョット違うのだ。

大当たりだった「ジャンゴ 繋がれざる者」や「イングロリアス・バスターズ」もあったけれど「ジャッキー・ブラウン」といったガッカリの外れもあったクエンティン・タランティーノ監督。やや心配しながら「ヘイトフル・エイト」見てきました。・・・どちらかというと後者でした。

上映時間が2時間48分。長いのはかまわない。ただし、コトが起こるまでの前段が長すぎた。監督(脚本もタランティーノ)の狙いとしては昨今のアクション映画のように、畳み掛けてくるようなテンポを避けて、じっくり描いたのには好感が持てた。が、これがうまくいかなかった。

「イングロリアス・バスターズ」で見せた、ジリジリするような緊張感を前段で再現したかったんでしょう。しかし、登場人物の紹介と状況説明が長々と続くばかりでダレてしまった。コトが起こってからは、Hateful(憎ったらしい)8人が繰り広げる血みどろの惨劇で、まさしくタランティーノ節炸裂だっただけに残念でした。

先日のアカデミー賞で作曲賞を獲ったエンニオ・モリコーネの音楽も期待したが、あまり印象に残らなかった。あと、この作品はR18+に指定されている。R12はよく目にするけれど、このR18+がついた作品はあまり記憶にない。性的描写や暴力描写がかなり過激だということなんでしょうが、この作品が特に刺激が強かったという印象は受けなかった。R指定の基準がやはりよく分からない。

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アカデミー賞助演女優賞ノミネートのジェニファー・ジェイソン・リーは、好きだったテレビ映画「コンバット」のビック・モローの娘さんだそうで、へーえ知らなかった。それとカート・ラッセルは私と同じ生年月日で、まもなく65歳を迎える。密かに応援している彼の健在ぶりがうれしかった。

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