これまでは関西で開催していた職場のOB会が、先週の金曜日に福岡で行われた。福岡在住のOBが「たまには九州でやってよー」という要望に応えたものである。それに託けて3泊4日の九州旅行と相成った。
今回のOB会には、九州在住のHさんとT夫妻が初めて出席してくれた。どちらとも約40年ぶりの再会である。お三人とも当時と変わらぬ雰囲気そのままで、懐かしくて堪らなかった。人柄というのは40年という年月を経ても変わらないのかもしれない。いやいや、もしかしたら、お互いがあの頃に戻ってしまう所為なのかもしれない。
T夫妻は部署が一緒のいわゆる職場結婚だった(・・・斯く言う私もその部署の職場結婚でありました・・・)。お二人が一緒になる前の当時の思い出が鮮明に残っている。ある時、彼女が男ものの大きな腕時計をしていて何か違和感を持っていたところ、T君が小さな女ものの腕時計をしているのを見て、ハタと気がついた。なーるほど時計を交換してるんだ。二人は付き合ってるな。と、見抜いたのである。
そんな思い出を今回T夫妻にしたところ、どちらもそんなことはしていないと強く否定されてしまった。あの腕時計は私の幻だったのか、それとも彼らが忘れ去ってしまったのか、将又あれは私自身のことだったのか・・・。記憶というものは長い年月の間に、独りでに熟成したり風化したりするものなのか。
翌日土曜日は、関西から繰り出したOB仲間と離れ、ひとり鹿児島へ。同期入社のK君に会う。20年ぶりの再会である。私は現場のシステムを提供する立場、彼は経理の責任者としてそのシステムを利用する立場で、長いこと一緒に苦労したことがあった。彼は20年前に事情があって退職し、地元鹿児島に帰っていた。人生いろいろである。
この3泊4日、懐かしい人たちに出会い、旨いものを食し、好天に恵まれ、最高の旅行となりました。
九州 よかとこばい。
1日目
ピーチ航空で関空から福岡空港へ LCCええやんか、安いし特に不満無し。こりゃぁクセになりそうだ。空港からそのまま唐津へ。関西から繰り出したOBのみなさんと合流。唐津城から遠くに虹の松原を望む。その日は前夜祭。
2日目
夕方のOB会まで太宰府天満宮に参拝し、九州国立美術館で開催中の「美の国 日本」を見る。太宰府天満宮では2歳半と5ヶ月になる孫に学業成就のお守りを買ってしまう。ちょっと早すぎたか。OB会の三次会では屋台でラーメンだ。
3日目
同行したIさんがどうしても行きたいというので、NHK朝ドラ「花子とアン」所縁の伊藤伝衛門邸へ。いまだに観光客で溢れていた。お昼には関西OBのみなさんと別れ、九州新幹線で鹿児島へ。
城山から眺めた桜島は穏やかでした。同期のK君に連れられて天文館の郷土料理店へ。豚骨、さつま揚げ、地鶏の刺身、黒豚しゃぶしゃぶなどを堪能。
4日目
鹿児島空港から関空へ。すこぶる懐かしくて、楽しくて、内容盛り沢山の旅行でした。
ホンマ九州 ええとこや。