船は朝7時、トルコのクシャダスに到着。早々に上陸しエフェソス遺跡観光のオプションツアーに参加した。寄港地での乗客の行動は出航まで自由である。個人で上陸し観光するも良し、船に留まって寝るも良し、船の中でのさまざまなイベントに参加するも良し。それに加え、船会社が主催するオプションツアーがいろいろ用意されている。
観光はしたいのだが、初めての土地で様子が分からないとなると、どうしても不安でこのオプションを申し込むことになる。ただしガイドは英語である。そのため、クルーズ・プラネット社が日本語ガイド付きのツアーを用意しているのだが、当然こちらは若干料金は高くなるし、催行にあたっての採算の問題もあり、この旅行の出発前に申し込まなければならなかった。
寄港地すべてのオプションツアーを申し込むとなると費用が嵩むので考えどころである。で、今日のエフェソス遺跡観光は申し込んでいなかったが、せっかくだからと、乗船してから申し込んだ。だから英語のガイドである。
観光地へ行って、そこのガイドから歴史やら薀蓄やらを聞かされても、そのときは ”へ~え”、”ふ~ん” と聞いていても、どうせほとんど忘れてしまうので、英語でもいいかと思っていたが、”へ~え”、”ふ~ん” とうなずけないのは淋しかった。バスに乗り合わせた外国人はカナダ、アメリカ、オランダ、イギリス、ニュージーランドと多彩であった。ガイドのトルコ人は私たち夫婦だけが日本人と知ると、「オレの英語は分かるかい?」などと、ガイド中えらく気を使ってくれたが、分からないものはしょうがない。
3時間ほどの遺跡めぐりのあとクシャダスの港に戻った。ここにもイスタンブールほどではないが、小さなバザールがあってブラつくのだが、タクシーやおみやげ屋のしつこい売込みにはうんざりさせられる。昨日のミコノス島ののんびりさとはえらい違いで、これもお国柄なんでしょう。午後はゆっくり昼寝をし、溜まっていた疲れが取れました。